アメフラシの脳波を可視化することに成功…今後、人工感覚器の開発などへの応用も

芝浦工業大学は9月3日、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発したと発表した。ニュースをまとめ。

○海でよく見るアメフラシ

アメフラシ
地方によってはアメフラシをウミウシと呼ぶ地域もある。

アメフラシの名前の由来は、アメフラシが海水中で紫色の液をだすとそれが雨雲がたちこめたように広がるからと言われる。
出典 アメフラシ – Wikipedia

日本沿岸に分布する種は多くが15 cm程。大きなものは30 cmを超えるものもある。
出典 アメフラシ – Wikipedia

○そんなアメフラシが人類の役に立つかも


出典 amanaimages.com

芝浦工業大学は9月3日、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発したと発表した。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

芝浦工業大学に所属する応用化学科の吉見靖男教授は、脳神経の動きをモニタリングする新たな手法を開発。
出典 大学プレスセンター – アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 — 芝浦工業大学

アメフラシ(軟体動物)の脳神経の伝達活動を一度に可視化することを可能にした。
出典 アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 — 芝浦工業大学 – CNET Japan

○アメフラシの脳波の可視化に成功

脳波の可視化に成功

アメフラシは他の生物と比べて大きな神経細胞を脳に持ち、神経の役割とその位置関係が特定されている。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

そのため、神経活動の動きを捉えるのに適していると考えられているが、これまでの方法では正確に捉えることができていなかった。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

脳に当たる神経節にアンモニウム塩を投与し、味覚認識中の脳神経の伝達スピードを遅らせることで、これまで不可能だった、脳神経の伝達活動を捉える手法を確立した。
出典 大学プレスセンター – アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 — 芝浦工業大学

○脳神経の伝達活動を捉えることに成功

今回開発した手法では、脳神経が活動する際に、ナトリウムを取り込み、カリウムを放出する仕組みに着目。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

アメフラシの脳にあたる神経節にアンモニウム塩を投与し、味覚認識中の脳神経の伝達スピードを遅らせることで、脳神経の伝達活動を捉えることに成功した。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

○「好き」「嫌い」を脳が認識


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同手法を用いることでアメフラシが好むワカメと、嫌いなテングサをそれぞれ与えると、脳の特定部位が活動し、好きな味覚に比べ、嫌いな味覚への活動はより速く活動が始まることがわかった。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

さらに、好きな味覚を与えた後に電気ショックを与える実験を繰り返すと、嫌な経験を学習することよって、「好き」と認識していた味を「嫌い」と脳が認識することも確認している。
出典 味覚障害や神経系疾病などの原因解明と治療への応用も アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 – SankeiBiz(サンケイビズ)

○人に対する神経の研究は進んでいなかった


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人は口や目など感覚器官で得た情報を、千数百億におよぶ脳の神経細胞の伝達によって認識し、対処を判断して行動している。
出典 大学プレスセンター – アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 — 芝浦工業大学

情報の伝達速度が非常に速いなど正確に動きを捉えることが難しく、研究が進まない現状がありました。
出典 味覚障害や神経系疾病などの原因解明と治療への応用も アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 – SankeiBiz(サンケイビズ)

○今後、人工感覚器の開発などへの応用も

人工内耳
人工内耳(じんこうないじ)は、聴覚障害者の内耳の蝸牛に電極を接触させ、聴覚を補助する器具である。

今後、さまざまな条件下での神経伝達の動きと変化を明らかにすることで、生物の本質的な認識メカニズムを紐解く一助となることが見込まれている。
出典 大学プレスセンター – アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 — 芝浦工業大学

物事を認識する際に脳内を神経信号がどう伝わっていくのかの伝達メカニズムと、経験により認識が変化していく学習のメカニズムを明らかにしていくという。
出典 芝浦工大、アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする手法を開発 | マイナビニュース

それにより、神経系疾病の新たな治療法や、一人ひとりの症状に合わせた人工感覚器の開発などへの応用も期待できます。
出典 味覚障害や神経系疾病などの原因解明と治療への応用も アメフラシの脳神経の伝達活動をモニタリングする新手法を開発 – SankeiBiz(サンケイビズ)

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