薫が両手を源氏の顔へ…国宝「源氏物語絵巻」に別の構図の下絵みつかる

平安時代に描かれた国宝「源氏物語絵巻」を赤外線調査し、別の構図の下絵が見つかったと、絵巻を所蔵する名古屋市東区の徳川美術館が十三日、発表した。ニュースをまとめ。

○源氏物語絵巻に別の構図の下絵がみつかる

平安時代に描かれた国宝「源氏物語絵巻」を赤外線調査し、別の構図の下絵が見つかったと、絵巻を所蔵する名古屋市東区の徳川美術館が十三日、発表した。
出典 源氏の苦悩 絵筆も苦闘 徳川美術館、絵巻下絵に別構図:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

国宝「源氏物語絵巻」(15面)の修理の過程で、計3面から構図や調度品などが異なる下絵が見つかったと発表した。
出典 薫が両手を源氏の顔へ…「物語絵巻」の下絵発見 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

絵巻の保存・修復作業で赤外線撮影した結果、一部の本画の下に下描きの形跡がくっきりあらわれたという。
出典 源氏物語絵巻に下描きの跡 徳川美術館、修復時に赤外線で  :日本経済新聞

○国宝「源氏物語絵巻」とは?

東屋一
手前は女房に髪を梳かせている宇治の中の君(後姿)
中の君の右に横顔の見えるのは女房の右近

源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき)は、源氏物語を題材にした絵巻物である。
出典 源氏物語絵巻 – Wikipedia

国宝「源氏物語絵巻」は、平安時代後期に描かれたとされ、紫式部の「源氏物語」の世界を色鮮やかに表現しています。
出典 「源氏物語絵巻」絵の下に複数の下描き NHKニュース

同絵巻は、五島美術館(東京都世田谷区)所蔵の4面とともに、12世紀前半の制作とされ、現存する最古の絵巻物。
出典 不義の子消えた愛の手 源氏物語絵巻に下絵 : 中部発 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

江戸時代初期に、三巻強が尾張徳川家に、一巻弱が阿波蜂須賀家に伝来していたことがわかっているが、それ以前の古い伝来は不明。
出典 五島美術館

本絵巻で現存するのは絵巻全体の一部分のみである。
出典 源氏物語絵巻 – Wikipedia

○源氏の苦悩を絵筆も苦闘

実際の絵
源氏が実の子ではない薫を抱き苦悩する場面

赤外線写真で浮かび上がった「柏木」の絵の下絵
薫が源氏に手を伸ばし、源氏の左手も下がっていた

最も特徴的なのは、物語後半に源氏が息子「薫」を生誕50日の儀式で抱く第三十六帖「柏木」の絵。
出典 源氏物語絵巻に別の構図の下絵 徳川美術館が発表:話題のニュース:中日新聞(CHUNICHI Web)

完成した絵では赤ん坊はおとなしくおくるみに収まっているが、下絵は愛らしい両手を源氏に向けて伸ばしていた。
出典 源氏物語絵巻に別の構図の下絵 徳川美術館が発表:話題のニュース:中日新聞(CHUNICHI Web)

うち1面は、光源氏が生後50日目の祝いに次男・薫を抱く場面で、下絵では薫が両手を源氏の顔へ伸ばしていたことが判明。
出典 薫が両手を源氏の顔へ…「物語絵巻」の下絵発見 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

○このニュースについてネットでも話題になっている

○「試行錯誤した制作過程がわかる貴重な発見」

本画と下描きの絵では薫の手の描き方が異なる。
出典 源氏物語絵巻に下描きの跡 徳川美術館、修復時に赤外線で  :日本経済新聞

下描きには薫が源氏に向かって両腕を伸ばす下描き線が描かれているが、本画では薫の両腕は衣の中にある。
出典 源氏物語絵巻に下描きの跡 徳川美術館、修復時に赤外線で  :日本経済新聞

元となった「源氏物語」では、このとき光源氏は薫が自分の子どもではなく、自分の親戚の男性、柏木と妻が密通した結果、産まれたことを知っています。
出典 「源氏物語絵巻」絵の下に複数の下描き NHKニュース

「源氏物語」の本文では薫について「抱き上げると、とても無邪気にほほえんだ」と書かれていることから、絵巻の作者は一度は、両手を伸ばす愛らしい姿を描いたものとみられます。
出典 「源氏物語絵巻」絵の下に複数の下描き NHKニュース

○源氏の苦悩の様子を表現しようと描き直されたか

名古屋市の徳川美術館

実子ではないと知りながら我が子として抱く源氏の姿は、心の苦悶(くもん)を表現していると解釈されている。
出典 源氏物語絵巻に下描きの跡 徳川美術館、修復時に赤外線で  :日本経済新聞

源氏の苦悩の様子を表現しようと描き直された様子がうかがえるという。
出典 源氏物語絵巻に下描きの跡 徳川美術館、修復時に赤外線で  :日本経済新聞

同館は「妻の不義の子と知っている源氏にとっては、心中複雑な場面。原作の意図を伝えるため、試行錯誤した制作過程がわかる貴重な発見」と指摘している。
出典 不義の子消えた愛の手 源氏物語絵巻に下絵 : 中部発 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

同館の四辻秀紀・学芸部長は「この場面の主題は源氏の苦悩。赤ん坊が鑑賞者の目を引かないよう、あえて冷淡な構図に直したのかもしれない」と分析する。
出典 源氏の苦悩 絵筆も苦闘 徳川美術館、絵巻下絵に別構図:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

○変更の可能性は以前から指摘されていた

絵巻の代表的な絵の1つで、1949年にエックス線撮影され、絵の具の跡から赤ん坊の手を消したことが予想されていた。
出典 源氏物語絵巻に別の構図の下絵 徳川美術館が発表:話題のニュース:中日新聞(CHUNICHI Web)

変更の可能性は以前から指摘されていたが、赤外線写真の撮影などにより下書き線が鮮明に浮かび上がったのは初めて。
出典 源氏物語絵巻の下絵くっきり=絵柄変更、修理で判明—徳川美術館 – WSJ

補強用の裏紙をはがして赤外線写真を撮影したところ、墨の下書きや描き直しの線などが複数の場面で見つかった。
出典 源氏物語絵巻に別の構図の下絵 徳川美術館が発表:話題のニュース:中日新聞(CHUNICHI Web)

同館によると、所蔵する15場面中、「柏木(二)」「柏木(三)」「竹河(二)」の3場面で、大幅な絵柄の変更が確認された。
出典 源氏物語絵巻の下絵くっきり=絵柄変更、修理で判明—徳川美術館 – WSJ

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