ウナギの価格の高騰が続くなか、去年の土用の丑の日にウナギを食べたと答えた人の割合は46%と、10年前から10ポイント減少して半数を割り込み、節分の巻きずしを下回ったことが、世論調査で分かりました。ニュースをまとめ。
○土用の丑の日がやってきた
土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日である。
出典 土用の丑の日 – Wikipedia
一般的には立秋前の18日間の夏土用をさします。この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。
出典 土用(雑節)〜日本の行事・暦
土用の丑の日になることがある日は、夏の土用になることがある7月19日 – 8月7日である。
出典 土用の丑の日 – Wikipedia
○「土用の丑の日」は平賀源内が考案
平賀源内
夏バテ防止のためにウナギを食べるという習慣が定着したのは、江戸時代中後期になってから。
出典 土用の丑の日(うなぎネット)
売り上げ不振に悩んだウナギ屋から、相談を受けた平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し繁盛したそうです。
出典 土用の丑の日(うなぎネット)
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。
出典 土用の丑の日とは
○日本各地のウナギ店に大勢の客
関東各地で厳しい暑さとなった「土用の丑(うし)の日」の30日。
出典 土用の丑、ウナギ店に大勢の客 「今日は奮発」 :日本経済新聞
ウナギを食べて暑い夏を乗り切ろうと、東京都内の専門店には大勢の客が詰めかけた。
出典 土用の丑、ウナギ店に大勢の客 「今日は奮発」 :日本経済新聞
今年の販売価格は、稚魚のシラスウナギの不漁などでやや上昇傾向にあるが、売れ行きは各社とも好調だという。
出典 ウナギ商戦がピーク=価格上昇も売れ行き好調-「丑の日」:時事ドットコム
○みんなもウナギを楽しんでいた
○しかし、土用の丑の日 に「ウナギを食べた」は半数を割ったことが判明
ことし2月から3月にかけて「食生活に関する世論調査」を行い、全国の16歳以上の3600人に対して調査用紙を配付して、69%にあたる2484人から回答を得ました。
出典 土用の丑の日 「ウナギを食べた」は46%で半数割る | NHKニュース
この中で、季節の行事やお祝いのときに食べる「行事食」をこの1年に食べたか尋ねたところ、土用の丑の日にウナギを食べたと答えた人の割合は46%でした。
出典 土用の丑の日 「ウナギを食べた」は46%で半数割る | NHKニュース
価格の高騰が続くなか、土用の丑の日にウナギを食べる人が減っている様子が浮き彫りになりました。
出典 土用の丑の日 「ウナギを食べた」は46%で半数割る | NHKニュース
○ネットでも「ウナギは食べない」という声もある
○ナマズのかば焼きがスーパー店頭に並び、話題を呼んでいる
資源の枯渇が懸念されるウナギに関しては、イワシやサンマなどが代用魚として取り上げられてきたが、今年は近畿大学が開発した養殖ナマズのかば焼きがスーパー店頭に並び、話題を呼んでいる。
出典 ウナギ商戦がピーク=価格上昇も売れ行き好調-「丑の日」:時事ドットコム
着目したのが、ウナギの養殖施設を転用できるナマズ。
出典 ウナギ味ナマズ全国デビュー きょう、スーパー店頭に : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
しかし地下水で育て特有の泥臭さを抑えることはできたが、脂身が少なく「淡泊で特徴の乏しい味」がネックだった。
出典 ウナギ味ナマズ全国デビュー きょう、スーパー店頭に : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
○ウナギ離れも進んでいる
近畿大は使用する水や餌を工夫し、泥臭さがないウナギのような味のナマズの養殖を実現。
出典 ウナギ商戦がピーク=価格上昇も売れ行き好調-「丑の日」:時事ドットコム
イオングループが1598円でこのナマズを売り出した。
出典 ウナギ商戦がピーク=価格上昇も売れ行き好調-「丑の日」:時事ドットコム
“高根の花”となっていて、代替として食感を似せたナマズのかば焼きが開発されるなど、ウナギ離れも叫ばれている。
出典 【動画】土用の丑の日にはやっぱりウナギ 「うまいものはうまい」 – 産経WEST
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